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仕事にやる気が出ない人が、【仕事は楽しい】に変わる方法

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「仕事しないで、毎日遊んで暮らせたらなあ」なんて考えたことはありませんか?

なぜ、仕事をするより遊びたいかというと、遊ぶことの方が「楽しい」と考えているからではないでしょうか。

逆に仕事はツラいもの、大変なもの、という考えを持っている人は多く、なかには仕事に行きたくないと思っている人もいるようです。

多くの人にとって、「仕事」は人生の大半を占めるものですから、できれば楽しいものにしたいところです。


ただ、実際そうもいかないっていうのが現実で、仕事を後ろ向きなものとしてとらえている人は少なくありません。

「仕事が嫌いな(行きたくない・辞めたい)理由」には
仕事の量が多い、労働時間が長い(休日出勤・残業)、仕事に対する責任が重い、同僚・先輩・後輩との対人関係が面倒くさい、給料が少ない、といったネガティブな理由が上位を占めています。

予想通りの回答ですが、なかには「辞める理由はキャリアアップのため」というような意識の高い人もいるようです。
そういった人たちは、仕事の楽しみ方を知っているのかもしれません。

今回はそんな人たちに「仕事は楽しいですか?」と聞いてみたかったのですが、残念ながら僕のまわりにはそんな人間がいませんでした。

ですので、今日は「いったいどうしたら仕事を楽しいものとして考えられるのか」ということについて、自分で考えていきたいと思います。

目次

「楽しい」とは

まず、「楽しい」とはどういうことか?について考えてみます。

「楽しい」を辞書で調べてみると「気持ちよく明るい気分だ。のびのびと満ち足りた気持ちだ」と書かれています。

ここでひとつ気付くのが、どちらも過去形となっているということです。

つまり「楽しい」という感情は、「なにかを行った事によって起きた結果」だということがわかります。

今までそんなことを追及して考えたことはありませんでしたが、
確かに「これから飲み会だ!楽しい~!」だとちょっとおかしいです。

「なにかをしている最中、もしくはやり終えた時」にわいてくる感情が「楽しい、楽しかった」ということになるようです。

ですから、飲み会の最中に「楽しいなー」、飲み会が終わった後に「楽しかったなー」はありますが、飲み会に行く前に「楽しいなー」と言っている人がいたら、その人は変な人の可能性が高いです。

ただし、飲み会に行く前に「楽しみ、わくわくする」という感情を持つことがあります。
これは、過去に「飲み会に行って楽しかった」という経験をしたことによって起こる感情だと言えます。

つまり「仕事は楽しい」ということを知るためには、仕事をした結果「楽しい」という感情を一度は経験しなければならないということです。

「楽しい」とは2

次に、「楽しいとは」をネットで調べてみました。

『すぐにできる楽しいこと7選』『私がオススメする15の楽しいこと』
こんな感じの「これをやったら楽しいよ」ということを紹介する記事がたくさん出てきます。
書かれている内容はというと、遊ぶ、恋愛する、旅行する、おいしいご飯を食べる、買い物をする、ペットを飼う、といったような、ありきたりなものが多かったです。

ただ、そこから気づくことがあります。
それは、「楽しいこと」のほとんどは「自分の欲求を満たすこと」と言い換えるられるということです。

「楽しい」≒「自分の欲求を満たす」という考え方は、人間の根源的な部分であり、普遍的な事実なのかもしれません。

ここから「仕事=自分の欲求を満たすこと」にすれば「仕事は楽しい」にできるのではないか?という仮説が成り立ちます。

自分の欲求を満たすには

では「自分の欲求を満たす」にはどうすればいいのか?

ということなんですが、人それぞれ価値観が違いますから、答えを一つに絞るのは難しくなります。
俗にいう、育ってきた環境が違うから、好き嫌いは否めないというやつです。

「欲」は、人間の汚い部分という印象を持たれることがありますが、人間にとって必要不可欠なものでもあります。
だからといって、一概に欲深ければいいのかというと、そういうわけではありません。


有名な”マズローの欲求5段階説”というものがあります。

食べたい・寝たいなどの生理的欲求に始まり、安全に生きていくことができる安全欲求、集団に属したいという社会的欲求、人に認められたい承認欲求、自分らしく生きていく自己実現欲求、という順に高次な欲求となっていきます。

現在の日本で生きている限り、生理的欲求と安全欲求が満たされないということはほとんどないでしょう。
集団生活を営む仕組みもしっかりしていますから、社会的欲求を満たすこともそれほど難しくはありません。
現代社会で難しくなるのは、承認欲求からだと考えられます。


多くの人にとって、仕事には良くも悪くも承認欲求が絡んできます。

なぜなら仕事の成果というものは、「人との比較」から判断されることが多いからです。

毎月営業成績が上がる、毎年大きく昇給する、上司・同僚・部下から褒められる。
このように、何かを得たり達成したりすることで承認欲求は満たされます。
これが満たされると、ほとんどの場合仕事は楽しくなります。
これが承認欲求の良いところです。


一方で、営業成績も、給料も、上司・同僚・部下からの評価も、同じように良い結果が出ていたとします。

ですが、もし同期全員が自分よりさらに営業成績も給料も良かったら、自分より評価されていたら、



あなたはきっと満足できないはずです。


それが承認欲求の落とし穴とも言えるかもしれません。


承認欲求を満たすために努力することで、達成感や満足感を得ることができれば、仕事は楽しくなります。

ですが結果がどうであろうとも、比べる人間によって一喜一憂してしまう可能性があるのが、承認欲求なのです。

このことからも、承認欲求を満たすことを最終目標にするのはあまり良くなさそうです。

「出世」と「やりがい」

仕事において「出世」と「やりがい」のどちらが大切か?
という質問は、どこかで聞いたことがあるかもしれません。

「出世」が大事という人は、まずお金を手にしたい。
そのためには自分の時間や健康を犠牲にしてもかまわない。

一方「やりがい」を大切にする人は、
自分の好きなこと、やりたいことのできる仕事がしたい。
それが叶うなら給料が少なくてもかまわない。

極端に言うと、こんな感じだと思います。


では仕事を楽しめるのはどちらなのか?



「やりがい」を選んだ人のような気がしてませんか?



ですが、よく考えてみてください。
いくら「やりがい」があっても、「出世」できなくて仕事は楽しいのでしょうか?

「出世」するということは、誰かに認められるということです。
裏を返せば、誰にも認められることがないと「出世」はできません。

認められるということは、必要とされるということです。
必要とされる人間になると、どこにいても楽しいと聞いたことがあります。

職場が楽しくなれば、仕事に「やりがい」も出てくるのではないでしょうか。

「出世」して必要とされるようになれば、仕事は楽しくなります。

仕事が楽しければ「やりがい」が出てくる、こういう順番で考えると、まず「出世」を大切にするのが正解なのかもしれません。



そして、そのために利用するべきは「承認欲求」です。

承認欲求を満たすことを最終目標にするべきではありませんが、「仕事は楽しい」にするために承認欲求は必要不可欠だというのが僕の考えです。

「出世」するには

「出世」すると「仕事は楽しい」になる、ということがわかりました。

ただ、どうやって「出世」すればいいのかというと、答えを一つに絞ることは難しいと思います。

大企業か中小企業かでも違うでしょうし、老舗かベンチャー、また年功序列が生きている会社では長く在籍するしかないのかもしれません。
つまり、働く環境によって答えは変わるということです。


ただ、ひとつだけ確実に「出世」できる方法があります。


それは「報酬以上の仕事をする」


ということです。

「2倍働いたら給料を2倍にする」と言われたら「喜んで2倍働きます」という人は結構います。
ですが、「給料はそのままでも2倍働きます」という人はほとんどいません。

もしあなたが社長だとして、自分の会社にそんな社員がいたら出世させたくなりますよね。

「報酬以上の仕事をする」という人は

  • 自分の仕事はとっとと片付けて、人の仕事を手伝う。
  • 仕事に追われるのではなく、常に自分から仕事を追いかける。
  • 仕事で失敗して怒られても、「自分のために叱ってくれて、ありがとうございます!また何か気付くことがありましたら、もっともっと言ってください!」

という感じの人だと僕は思ってます。


上司からすると、とても仕事が頼みやすい人です。
どんどん仕事を頼まれれば、必然的に成長していきます。

「報酬以上の仕事をする」人になれば、「出世」と「成長」を同時に手に入れていくことができるのです。

楽しさとは、成長すること

「報酬以上の仕事をする」というのは、誰よりも仕事を「一生懸命やる」と言い換えることもできます。

「楽しくない仕事を一生懸命やりたくない」って思っていませんか?


確かに「楽しくないと、一生懸命仕事なんてできない」という気持ちは分からなくもありません。
「楽しいから一生懸命になれる」というのが、一般的な考えのようです。

ですが、本当は順番が逆なんです。
どんなことでも一生懸命やっていると、楽しくなってくるんです。
「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しい」って聞いたことありませんか?
基本はこれと同じなんです。

「行動すると、感情は後からついてくる」というのが人間なんです。

だから、「楽しいから一生懸命できる」のではなく、「一生懸命やったから楽しい」ということになるのです。



これが誤解される理由として、「楽」という漢字に原因があるのではないかと僕は考えています。
この漢字のせいで「楽しい」と「楽(らく)」を同じようなものとして考えてしまう人がいるようです。

「楽しいこと」は必ずしも「楽」ではありませんし、なんなら「楽」じゃないことの方が多かったりします。

受験勉強は「楽」ではありません。
ですが、時間を忘れて勉強にのめりこんでしまった経験はあると思います。
なぜのめりこむかというと、その時間は、楽しいんです。

徹夜で麻雀。徹夜ですから「楽」ではありません。
むしろしんどいです。
ですが、楽しいんです。

ゴルフの打ちっぱなし、黙々と一人で打ち続けます。
せっかくの休日なのに、「楽」どころかただの修行です。
まったく楽しそうな顔をしていないけど、楽しいんです。

自分で自分の身体を痛めつける行為である、筋トレ。
やってることは「楽」と真逆です。
でもやっぱり、楽しいんです。


「楽」から「楽しい」は生まれないということが、わかっていただけたと思います。

そして気付いている人もいるかもしれませんが、もうひとつ。
これらはすべて「自分が成長できること」です(麻雀も成長するんです)。


ここから、こんな公式が成り立ちます。

「楽しい」=「一生懸命やる」=「成長できること」

結論

「仕事は楽しい」にする方法、それは「一生懸命やる」ということです。

簡単に「仕事は楽しい」にする方法を知りたかった人にとっては、少し期待外れの答えだったかもしれません。

ですが、前述したように「楽」から「楽しい」は生まれないのです。

宝くじの高額当選者には、不幸になる人が多いと聞きます。
これがいい例だと思います。


みなさんも、簡単(楽)なゲームは「楽しくない」とわかっているはずです。
そして、一生懸命やる楽しさも、過去に必ず経験しています。

あなたが今、歩けること、話せること、考えられること、

すべて幼いころに、一生懸命に学び、成長し、そして楽しんだことで、身につけた能力なのです。


得てして小学生・中学生くらいになると、一生懸命の対価に、わかりやすい成果を求めるようになってきます。

それがうまくいかなかったり、すぐに結果が出ないと「一生懸命やっても意味がない」「一生懸命やるのは損だ」「楽できることが正しい」といった間違った価値観を持ってしまうことがあります。

そんな価値観を大人になるまで変えられない(元に戻せない)と、「仕事(楽じゃないこと)は楽しくないもの」として考えるようになってしまうのです。

本来的に人間は仕事を楽しむ才能を持っているのだと思います。
人間の成長には限界がありません。

ですから、いつも一生懸命にやっていれば、どこまでも成長していくことができます。
それが「仕事は楽しい」ということなのです。

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